お知らせ

横浜美術館、秋の企画展は『BODY/PLAY/POLITICS』 10月1日開幕目前。出品アーティスト6名を一挙紹介します!

2016年9月16日

BODY… 身体、ときに集団。

カラダが語りだす、世界の隠された物語。

                        

BODY/PLAY/POLITICS_1

 

今秋、横浜美術館では現代美術のグループ展を開催します。

人間の身体や集団としての行動、超自然的な存在など、歴史を通じて作り上げられた身体が生み出すイメージの数々をモチーフに、それぞれの角度から作品化していく、国内外6人の注目のアーティストたち。

彼らの作品からは、詩的に、時にユーモア溢れる表現で、身体を通じて立ち現れる歴史と向き合い、未来へ向けて新たな意味を見出していこうとする姿が見えてくることでしょう。

今回は10月1日の開幕を目前に、6名のアーティストをご紹介します!(展示順)

 

 

 

 

 

 

 

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インカ・ショニバレ MBE《さようなら、過ぎ去った日々よ》2011 年、シングル・チャンネル・ビデオ Courtesy the artist and James Cohan Gallery, New York

 

インカ・ショニバレ MBE Yinka Shonibare MBE

1962年イギリス生まれ。

ナイジェリアで育ち、現在はロンドン在住。アフリカ現代美術を代表する作家として知られています。作品は大航海時代から現代にいたる、アフリカとヨーロッパの関係を表現しています。彼の作品のトレードマークはロンドンで入手した「アフリカ風の」ろうけつ染めによる生地です。複雑な歴史的背景をもつこの生地は、アフリカのアイデンティティと独立を象徴しています。本展では立体作品に加えて、ろうけつ染めの布で作られた、19世紀風のドレスを纏った女性歌手の映像作品を紹介します。

 

 

 

 

 

 

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イー・イラン《サンタイ》2016 年、ジクレー・プリント、106×205cm ©Yee I-Lann

 

イー・イラン Yee I-Lann

1971年マレーシア生まれ。

写真による作品が多く、綿密な歴史的・社会的検証に基づく作品で知られています。今回の企画展には、「ポンティアナック」と呼ばれる、東南アジアの民間伝承に出てくる女性の幽霊をモチーフにした、映像インスタレーションを出品。彼女は作品の中で、現代の若者の姿を通して、女性たちの秘められた声を代弁する存在として「ポンティアナック」を蘇らせます。彼女たちの視点から女性特有の出産へのプレッシャーや、東南アジアにおける女性をめぐる幅広い社会状況について問いかけます。

 

 

 

 

 

 

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アピチャッポン・ウィーラセタクン《炎(扇風機)》2016 年、シングル・チャンネル・ビデオ・インスタレーション Courtesy of Apichatpong Weerasethakul

 

アピチャッポン・ウィーラセタクン  Apichatpong Weerasethakul

1970年タイ生まれ。

映画監督、脚本家として日本でも注目を集めています。2016年はアピチャッポン・イヤーとも言われるほど、日本で彼の作品が数多く取り上げられています。タイの東北地方で育った彼は、その土地の持つ政治的に複雑な環境を、詩的な象徴性に満ちた映画や映像作品で発表してきました。本展では2014年から新たに取り組むシリーズより、2016年制作のビデオ・インスタレーション《炎(扇風機)》を日本で初めて披露します。

 

 

 

 

 

 

 

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ウダム・チャン・グエン《ヘビの尻尾》より(部分) 2015 年、ビデオ・インスタレーション(3 面) © UuDam Tran Nguyen. Courtesy of the artist.

 

ウダム・チャン・グエン UuDam Tran Nguyen

1971年ベトナム生まれ。

彫刻、映像、ダンスパフォーマンスなど表現方法は多岐にわたります。本展で出品するのは映像作品と大がかりな立体インスタレーション。ベトナムの道路の主役ともいえるオートバイが、まるで身体中を駆け巡る血液のように、ホーチミンの古い市街地を縦横無尽に走り回る《ヘビの尻尾》では、ベトナムの複雑な歴史を体現するホーチミン市が、まるで強じんな生命力とを宿す巨大な生き物のようにも見えてきます。

 

 

 

 

 

 

 

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石川竜一《浦添、グッピーの手》2016年、インクジェット・プリント ©Ryuichi Ishikawa

 

石川竜一 Ishikawa Ryuichi

1984年沖縄県生まれ。

2015年に第40回木村伊兵衛写真賞と日本写真協会新人賞をダブル受賞した、いま注目の写真家。本展では初めて公開される沖縄や県外各地で撮影されたポートレートや新シリーズを発表します。彼の写真からは私たちが見知った気になっていた日本、あるいは沖縄のイメージからかけ離れた多種多様な生のリアリティが伝わってきます。不器用ながらも懸命に生きようとする人へ、独特の愛情ともよぶべき視線を向ける石川の写真からは、画一的な尺度では推し量れない生きることへの価値が見えてくるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

BODY/PLAY/POLITICS_7

田村友一郎《裏切りの海》より 2016年

 

田村友一郎 Tamura Yuichiro

1977年富山県生まれ。

写真、映画、インスタレーション、パフォーマンスと縦横無尽に活躍する現代美術家。彼は多彩な手法で、土地の記憶や歴史を掘り起し、時空を超えた新たな物語へと変換し、その現代的意味を問うような作品を発表してきました。本展では、戦後の横浜から日本へともたらされた近代ボディビルディングの歴史に注目し、横浜を起点とした肉体を巡る新作のインスタレーションを発表します。またパートナー・プロジェクトでもある「横浜ダンスコレクション2017」参加アーティスト・多田淳之介とのコラボレーションにも取り組みます。

( ※多田淳之介の最新作はこちら!http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000139.000014302.html

 

 

 

 

 

 

 

『BODY/PLAY/POLITICS』 開催概要

 

【会  期】2016年 10月1日(土)~12月14日(水)

【開館時間】10時~18時(入館は17時30分まで)※10月28日(金)は20時30分まで(入館は20時まで)

【休 館 日】 木曜日(ただし11月3日[木・祝]は無料開館)、11月4日(金)

【料  金】一般 1,500円(1,300円)、大学・高校生¥1,000(¥800)、中学生¥600(¥400)、小学生以下無料、65歳以上¥1,400

※( )内 前売り料金

※65歳以上要証明書、美術館券売所でのみ対応

 

※詳しくはこちら↓

http://yokohama.art.museum/special/2016/bodyplaypolitics/     

 

 

 

 

■パートナー・プロジェクト

横浜ダンスコレクション2017 ​『BODY/PLAY/POLITICS』 

 

22年目を迎える横浜ダンスコレクション2017では『BODY/PLAY/POLITICS』 をテーマに、世界的に活躍するアーティストの作品をご紹介します。

 (参加アーティスト)ダミアン・ジャレ、名和晃平、多田淳之介、アイサ・ホクソン、川村美紀子、高橋萌登 、ユン・ボラム、奥野美和 、 ヅオ・ツーハウ、田村興一郎、他

 

【会  期】2017年1月26日(木)~2月19日(日)

【会  場】横浜赤レンガ倉庫1号館 及び 屋外広場、横浜にぎわい座 のげシャーレ

【お問合せ】横浜赤レンガ倉庫1号館 TEL:045-211-1515

http://www.yokohama-dance-collection-r.jp